哲学

ミッシェル・フーコー「侍女たち」を読む上での注意点

NLP2010のチュートリアルでフーコー・コレクション〈3〉言説・表象 (ちくま学芸文庫)作者: ミシェルフーコー,小林康夫,松浦寿輝,石田英敬,Michel Foucault出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/07/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 20回この商品を含む…

河本英夫『哲学、脳を揺さぶる オートポイエーシスの練習問題』について一言

オートポイエーシスと科学との接点を知るべく哲学、脳を揺さぶる オートポイエーシスの練習問題作者: 河本英夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/02/15メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 53回この商品を含むブログ (30件) を見るを読んでみました。 …

オートポイエーシスには(少なくとも)3つの流派があるらしい

現代思想1999年4月号 特集=システム論 内部観測とオートポイエーシス出版社/メーカー: 青土社発売日: 1999/04メディア: ムック クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見るより。 オートポイエーシスについて勉強する上で注意しなければならない点とし…

opechumanが哲学者をデタラメ書く集団だと罵倒している件について

まず、事態のわかっていない方はこのエントリーおよびコメを読んでください。 http://d.hatena.ne.jp/opechuman/20100204#1265304319 はい。読んだと仮定して話を進めます。このコメで自分は 自分は基本、哲学者はソーカルの主張に同意してない人たちだと解…

2chの郡司ペギオ-幸夫スレを拾い読み2

http://d.hatena.ne.jp/opechuman/20100201 の続き。 昨日はまさかのコメントを頂いてびっくりしたのですが コメントを頂けることはありがたいことなので 今後は、コメントをもらうに値するペギオエントリーを書いていきたいです。 今回のはチラ裏ですが(笑…

2chの郡司ペギオ-幸夫スレを拾い読み

2/4追記 このエントリーの内容が礼儀的な意味で大分酷いことを思い知らされたので 修正します。自分の想像力のなさを恥じるしかないです。すいません。 というわけで、このエントリーを読まれる方へ なぜ、自分がこんなエントリーを書いているかの説明です。…

人間はみんな間抜けだ

朝日新聞の夕刊に掲載されている伊集院光哲学の一段落。 http://www.asahi-mullion.com/column/tetsugaku/index.html DVDでは「一人テレビ局」を目指して、企画・構成・演出・主演、ロケハンから衣装まで担当してるんですけど、表現のテーマは「人間はみ…

「勝手に哲学史入門」から勝手に哲学の諸問題を拾い集める 第1部 第4章 古代ギリシャの自然学

http://www.geocities.jp/enten_eller1120/philindex.html まずは、アリストテレスの自然学。 フィフス・エレメントなど、ファンタジー的には面白いキーワードが出てきますが 科学史においては ジャン・ビュリダンが唱えた「インペトゥス(impetus)理論」が出…

哲学をやるなんて不幸な人だよね

またもやストレートガールのブログから。 http://straight-girl.jugem.jp/?day=20081008 人は、幸福だと、幸せ者になれるが、 不幸だと、哲学者になれる。 というような言葉を、どっかで読んだ気がする。 うーん、これは物凄く同感できる言葉だ。 しかし、な…

「勝手に哲学史入門」から勝手に哲学の諸問題を拾い集める 第1部 第3章 アリストテレスの存在論

http://www.geocities.jp/enten_eller1120/philindex.html この章は、かの有名なアリストテレスのお話。 アリストテレスはプラトンのイデア論をボロクソに批判したようです。 アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批…

「勝手に哲学史入門」から勝手に哲学の諸問題を拾い集める 第2章 イデアの世界

http://www.geocities.jp/enten_eller1120/philindex.html この章は、プラトンの章と言えますが、それは半分、ソクラテスの章でもあるとも言えます。 で、ソクラテスは、すっげーやな奴、プラトンは夢想家ということですね、わかります。 ソクラテスは、相手…

「勝手に哲学史入門」から勝手に哲学の諸問題を拾い集める 第1章 ソクラテス以前の哲学

http://www.geocities.jp/enten_eller1120/philindex.html 前触れもなく唐突に。 網羅的に覚える、ということではなく、「解く」対象となり得そうな問題に焦点を当てます。 まず、アナクシマンドロスの項で 彼は,この無限定者のなかから,反対の性質,たと…

科学教育も詰め込みでどうにかならないですかね

http://d.hatena.ne.jp/sugnim/20080629/1214741592 わざわざ回答ありがとうございます。 idをリンクすると先方にそのことが伝わるんですね。知りませんでした。 つまりはかなりの多数は問題を解く方法を丸暗記できても論理関係をちゃんとおうことは出来ない…

はてなブックマークでのコメントにどう反応すればいいのか?

オーストラリアにいる間、自分の大学のネット環境では なぜか、はてなアンテナが編集できないという現象が発生しまして 日本に戻り、本日念願の編集作業。いや、もう帰国して一週間たちますが。 で、ついでに、はてなブックマークもチェックしようと思い ざ…

生まれてからずっと孤独に生きてきたヒトは言語を持っているか

ちょっと言語に関する質問を思いついたのでメモ。 生まれてからまったく他の人間と接触する機会がなく、本など言語を用いて記述されたものを目にしたことすらない人が、自然や動物が豊富な環境で、ゴリラかなにかに育てられて大人になったとします。そして、…

ポスト構造主義とは

突然ですが、今読んでいる談話解析(Discourse Analysis)の本に、post-structuralismの話がしょっちゅう出てくるんですよ。 本の中でも軽く説明があるので、漠然とは理解しているつもりなのですが 一応、軽く調べておこうかと思います。 例によって、日本語の…

論理とは体系があって初めて成り立つのだが・・・

世間一般の人の”難解”な現象に対しどのように”納得”するか について、先日相関と関係との怪しいつながりを取り上げましたが 次に、「論理」について語りたいと思います。 とはいっても、前に述べたように、基本的には藤原正彦の国家の品格 (新潮新書)に書い…

「ニセ科学」入門

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/nisekagaku_nyumon.html このニセ科学については、それほど詳しいわけではないのですが 小生は、世間一般の人の”難解”な現象に対しどのように”納得”するか について、いくつか思うところがあります。 …