生まれてからずっと孤独に生きてきたヒトは言語を持っているか

ちょっと言語に関する質問を思いついたのでメモ。


生まれてからまったく他の人間と接触する機会がなく、本など言語を用いて記述されたものを目にしたことすらない人が、自然や動物が豊富な環境で、ゴリラかなにかに育てられて大人になったとします。そして、そのまま他の人と一度も出会うことなく、植物状態になってしまったとしましょう。さて、この人の脳を解析した場合、この人の脳には記号を操作する機能がどこまで身についているでしょうか。


他人と接する機会がなくても、論理的推論ができると便利な状況ってありますよね。
そして、複雑な推論を行うには、どうしても記号操作ができないと難しいはず。
なので、ある程度はある種の独自言語を開発し 、身に付けているんじゃないか
というのが小生の仮説なのですが、如何でしょう。


もちろん、他者との接触があった方が、仮にその他者も既存の言語に触れた機会のない人であっても
その2人の間で開発される独自言語は、孤独に暮らした場合のものより複雑多様なものになる可能性が高いとは思います。
ただ、その差は絶対的なものではなく、ただ単純か複雑か、という違いに過ぎないのではないかと。