科学教育も詰め込みでどうにかならないですかね

http://d.hatena.ne.jp/sugnim/20080629/1214741592
わざわざ回答ありがとうございます。
idをリンクすると先方にそのことが伝わるんですね。知りませんでした。


つまりはかなりの多数は問題を解く方法を丸暗記できても論理関係をちゃんとおうことは出来ないのだと思います。

これは同意なんですけど、個人的には疑似科学の問題は
8割方、反証可能性に対する理解の薄さが原因だと思っていて
この反証可能性について理解させることは
それほど難しいことではないんじゃないかなあ、と。
「明日雨が降る」は反証可能性が高くても
「神様がいる」は反証可能性が極めて低い
「隣の家に宇宙人がいる」は反証可能性が高くても
「地球のどこかに宇宙人がいる」は反証可能性が極めて低い
といった具合に、事例をたくさん暗記させておけば
新しい命題をぼんっと出されたときに、それが反証可能性が高いかどうか
判断がつくようになると思うんですけどねえ。


あと応用編として、科学において統計の果たす役割も教えたほうがいいと思いますが
これは確かに難しいかも。
ただ、せめて漠然とでも統計って素人が解釈するには難しいものなんだよってことを
叩き込んでほしいですね。
統計の問題点は、解釈するのが簡単だと勘違いされている点にあるのであって
到底自分じゃ手に負えないと思ってもらえたほうが、まだ害は少ないかと。


ちなみに

したがって科学という営みを理解してもらうよりは科学者集団を「信頼する・しない」という判断のなかで信頼するという選択肢を選ぶ人を増やすほうが良いのではないかと個人的には思っています。

という点については、多分「”どの”科学者を信用すればいいのか」という問題や
買ってはいけない、と「買ってはいけない」を買ってはいけない
とではどちらが信用できるのか、など)
「科学者の信頼を逆手にとって消費者をだます人がいる」という問題
(イギリスでBSEが問題になったとき、政府が科学者に
BSEが人間に感染するという科学的根拠はない」と言わせた件など)
などを整理する必要がありそうで、議論するのが厄介そうかなあ、と。


ただ、関心はありますね。より即効性がありそうな解決策のような気がします。