人間はみんな間抜けだ

朝日新聞の夕刊に掲載されている伊集院光哲学の一段落。
http://www.asahi-mullion.com/column/tetsugaku/index.html

DVDでは「一人テレビ局」を目指して、企画・構成・演出・主演、ロケハンから衣装まで担当してるんですけど、表現のテーマは「人間はみんな間抜けだ」。例えば、草野球チームが重殺に挑戦するゲームでメンバー内にひそかにそれを妨害するスパイを潜り込ませるとか、お互いが疑心暗鬼に陥るような設定をすると、人間の滑稽(こっけい)で人が悪くてだらしない欠点がいっぱい見える。僕はそれを全部含んだ上での笑いが好きだから、最初に落語家を選んだんだって今思う。

貧乏長屋の住人も
秋刀魚が好きな殿様も
ジュゲムジュゲムの坊さんも
みんな間抜け。そんな落語が自分も好きです。