粘菌でシミュレーション、粘菌をシミュレーション

チャンネルをがちゃがちゃ回していたら(この比喩、今の子どもに通じるのだろうか?)
NHK教育の番組、サイエンスZEROという番組で
http://www.nhk.or.jp/zero/
粘菌を特集してました。
終盤しか見れなかったので、一応再放送の日をチェック、と。
28日(木)の3:10と29日(金)の19:00からのようです。


小生にとっては、粘菌と言えば郡司ペギオ幸夫氏。
といっても、詳しいことはなんっにも知りません。
実際は、もっと深遠な話なのは間違いないのですが
あえて、自分の関心事に落とし込んで説明すると
粘菌を用いた粘菌コンピュータとチューリングマシンとの違いは
生物と無生物の間にある違い。
強い人工知能は、チューリングマシンには絶対無理で
粘菌コンピュータを用いることで初めて、そこへ向かう地平が見えてくる
ということなんだと思うんですが。


で、それに対して、サイエンスZEROでは
立命館大学の長野正道氏が、粘菌「を」シミュレーションする
という話が出てました。
仮に粘菌をシミュレーションできたとして
その粘菌シミュレーターを使った、「粘菌」コンピュータは
チューリングマシンを超えているのか、なんてことをふと思いました。
無生物に生物を記述しつくすことなどできない
ということは、粘菌は、粘菌コンピュータじゃないとシミュレーションできない?
いや、それはもはや「シミュレーション」じゃないだろ


などと、くだらない思考をつらつらと。


追記:
ニコニコ動画にペギオ氏のプレゼンテーションがアップされているのを見つけました。
これを見たいがために、アカウントを作りましたよ。

ペギオ氏も粘菌「を」シミュレーションしてるんですね。
ただ、ペギオマニアの知人によると、このシミュレーションはあくまで
自分の主張を感覚的につかんでもらうためのパフォーマンスに過ぎず
チューリングマシンには限界がある、と考えているそうです、はい。