朝日新聞にグラミン銀行の記事が

調べると宣言しておきながら、小生の中で存在すら忘れ去られつつあった
グラミン銀行ですが、2006/12/6付けの朝日新聞内に記事を発見。
99%という高い返済率を誇る秘密(ではない)が書かれていました。
融資条件に5人のグループをつくることを求め、お互いに返済状況をチェックする、という
隣組または江戸時代の五人組のような仕組みがある、ということのようです。


ただ、同時に本来女性が働くことが好まれなかった地域で
女性に対する融資を実現させていったことは注目されるべきところです。
そもそも、融資対象に借りようという積極的な動機がなければ
銀行業務など成り立たないのですから
グラミン銀行には、潜在需要を掘り起こす画期的な手法が存在すると考えられそうです
(基本は地道な営業活動なのでしょうが)。
これは今後調べる上でのポイントになりそうですね。


また、江戸時代、商人の手によって農村に貨幣が流通し
近代工業への発展へとつながった一連の流れの中で
お金の魅力に取り付かれ、浪費や投資の失敗などで実を崩した農民が現れた、という歴史も存在します。
グラミン銀行には、このような問題をフォローするような仕掛けもあるのでしょうか。
これも気になるポイントとして抑えておきたいところです。