グラミンクレジット

昔のエントリからの続きです。
ちなみに、このエントリを探すべく「グラミン」で検索したところ
『プロ「グラミン」グ』が引っかかりました。これは予想外。ちなみにSoftBankの体たらくぶりは予想通りですが。


前回、マイクロクレジットの分類の中に
「グラミンクレジット」なるものがありましたが
グラミン銀行は、グラミンクレジットの一般的な特徴として以下を挙げています。
a)人権のためにクレジットを行う
b)貧しい家族が貧しさから克服するための援助を目的とし、対象は貧しい人、特に貧しい女性である
c)グラミンクレジットの最も独特な特徴は、担保や法的な強制力を持った契約を基礎としていないことである。"信頼"を基礎とするものである
d)消費のためではなく、収入を得て住居を得るための自営業を生み出すために、提供される
e)貸す価値がないと見なして貧しい人を拒否した旧来型の銀行に対する挑戦として始まった
f)借り手が銀行に行くのではなく、銀行側から借り手の方へ伺う
g)ローンを組むためには、借り手は借り手たちのグループに参加しなければならない
h)ローンは、前のローンを払い終わったら連続して借りることができる
i)ローンは週払いか隔週払いの分割で支払われる
j)同時に複数のローンを借りることができる
k)義務的、自発的の両方の貯蓄プログラムを備えている
l)NPOか借り手が主要オーナーである団体が運営するのが一般的。利益団体は持続可能性を優先した利率を目指すが
グラミンクレジットでは、持続可能性よりも、基準相場(高利貸しの市場ではない)での利率に近づけることを優先する。
m)グラミンクレジットでは、借り手のグループに対し、ソーシャルキャピタルが構築されることに高いプライオリティを置く。


グラミンクレジットは、貧困者が貧困である理由が当人にあるわけではなく環境にあると考え
貧困者がローンのサイクルの中でその能力を開放し、より善い生活ができるよう、サポートする。


細かいところを飛ばしてしまいましたが、大体こんなものでしょうか。
次より、グラミン銀行のサイト以外のソースから、その実態に関する情報を集めたいと思います。