フランチャイズプレーヤー

<広島>黒田がFA行使せず残留 4年契約で総額12億
黒田選手がカープに残ったことを心より嬉しく思います。
タイガースに来るのでは、という噂がありましたが
タイガースファンの小生は、まったく来て欲しいと思っていませんでしたね。
野村監督が、FA補強の必要性を唱え
星野監督で、金本選手を取り(外にもFA以外の方法で外様選手がたくさん加入)優勝。
優勝した年には何度か球場に足を運び(新幹線に乗って甲子園にも行きました)
六甲卸を熱唱しましたが、どこか乗り切れない自分がいました。


金本選手にはまったく罪はないのですが
タイガースの象徴がFAで入ってきた外様選手になってしまったことで
今や、小生のタイガース熱はまったく冷めてしまいました。
助っ人も、カープで活躍済みの選手をより高値で引っ張ってきた選手。
既に、ジャイアンツ以上にジャイアンツ的なチームとなってしまったと思います。


メジャーリーグNBAでは、高給を求めて、もしくは優勝するために
フランチャイズプレーヤーが強いチームへ移籍することは珍しくないようです。
サッカーとなると、巨額の移籍金がからんでくるのでチームの方も放出したがるという有様。
このような海外プロスポーツの影響を受けてか
日本の野球選手の間でも、自分がより高い年俸や名誉を得るために最善を尽くすのは
プロとして当然であり、あるべき姿だ、という風潮があるような気がします。
ただ、インディアナ・ペーサーズのレジー・ミラーのように
チームに忠誠を誓い、一つのチームで現役を全うすることに美学を感じる選手もおり
それがファンに愛される要因となるのも事実です。
リバプールスティーブン・ジェラードも多分そうですよね?)
チームスポーツなのだから、何よりもチームに忠誠を誓う
価値観があってもなんら不思議はないでしょう。


今の世の中、仮にカープを日本一に導いたとしても
メジャーリーグで先発投手として成功するほど、選手として評価されないでしょう。
それでもなお残留したことに心意気を感じます。
フランチャイズプレーヤーは、ファンが自分の思いを託す存在として
集客上も重要な存在だと思います。
プロ野球機構には、是非フランチャイズプレーヤーに対する年俸を補助する制度を作って欲しいですね。