アフリクションとゴールデンボーイ・プロモーションの合同興行を好意的に捉えてみる

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どうもMMAファンの間では否定的な意見の多いボクシングとMMAの合同開催。
ただ、UFCはともかく、他はどうも行き詰まり感の強いMMA業界において
とにかく仕掛けていくことは必要でしょう。


なんといっても、モハメド・アリマイク・タイソンなどなど、真のスターというものは
競技の壁を越えて大衆を魅了できるもの。
ファン層がずれているからこそ、お互いにスターを出し合うことで相乗効果が期待できるわけで。
で、そんなスターいるのかよ、という話になるのですが
少なくともゴールデンボーイ・プロモーションはその条件を満たす人材を抱えています。
二大巨頭はオスカー・デラホーヤマニー・パッキャオですが現実的ではないですね、はい。
それ以外で言うと、重量級での期待の星、デビッド・ヘイ選手です。

巨躯を生かしたシュルト系の選手が幅を利かせているヘビー級に
クルーザー級から階級を上げて挑む次代のスーパースター候補。
若干打たれ弱いところがあるようですが、スピードを生かしたアグレッシブなファイトスタイルで、ルックスもイケメンだ!
まさにK-1でのバダ・ハリ選手のように、ヘビー級に新風を巻き起こしてくれる期待大。
要チェックですよ!


とはいえ、正味な話、ヘイ選手も現実的ではないんですけどね。
若者層が多いMMAファンにボクシングをアピールするにはヘイ選手くらいのトップ選手にどうしても出て欲しいところ。
とにかく、中途半端は駄目ですよ。スター性のある選手じゃないと、異分野のファンを引き込むのはちょっとつらい。
逆にMMAの方でも、ヒョードルvsノゲイラクラスのカードであれば
PRIDEが世間に届いたように、アメリカのボクシングファンの心にも何か訴えることができるのでは、と思うんですけどねえ。


最初は、覚めた目で見ていたボクシング(MMA)ファンが、いつの間にか引き込まれてしまう・・・そんな光景を夢見てこその合同興行でしょう。
逆に、そのくらいの魅力がトップクラスの試合にはあると信じられないのであれば、興行主なんて辞めた方がいいですよね。
お互いに「本物」の試合を提供する意気込みでお願いしたいところ。


あと、デラホーヤ戦を餌にアンデウソン・シウバ選手を釣るとか。いや、釣ってどうすんだ、という問題はありますが。