自分の予想を振り返って反省する レース展開編2

多分、レース展開編以外はないです、はい。


昨日の反省を踏まえ、皐月賞ではどういうときにハイペースになり
どういうときにスローペースになるのか、過去のレースを振り返って考察してみます。


まず、2007年。前残りの競馬になりましたが、ラップを見る限りは
スローというより平均ペース。ただ、道中のペース変化がほとんどなく負担の少ない印象でしょうか。
モチやサンツェッペリンなど、逃げてもおかしくないなという馬が何頭かいる中
ヴィクトリーはあまり絡まれずに逃げを打てたのが功を奏しましたか。
有力馬は、これまで好位差しだったのが本番では完全に追い込みに。2000mは難しいですね。


2006年も淡々とした平均ペースでしょうか。
ステキシンスケクンという、今思えばとても皐月賞向きとは思えない馬が
これまでマイル以下で見せてきた戦法そのまま、潔く逃げたようです。
他には逃げないと駄目、という馬は見当たらず、このペースになったのでしょう。
で、距離が長かったり、あからさまに実力のない先行勢は沈み
自力のある馬が生き残ったと。
人気のある馬は、末脚に相当不安がない限り本番では抑えますね。
2007、2006年に関してはそれが裏目に出ている印象。


2005年は馬場状態が非常に良好だった模様。
それを考慮すればスローペースといっていいかと。
2006年同様、アーリントンCを逃げ切り勝ちした(こうやってみるとアーリントンCって相当逃げ馬有利?)
ビッグプラネットがそのまま逃げたようです。
他には逃げてもおかしくない馬がいなくもないですが
ビッグプラネットが逃げるということが戦前にほぼ決まっていたんでしょうね。
ただ、シックスセンスがつっこんできているんですよねえ。
高速馬場への適正の問題もあるでしょうが、ディープインパクト以外の人気馬は
ディープを意識するあまりに早めに動き、結果伸び切れなかったんでしょう。


2004年は2005年以上に良好な馬場だったようで。
マイネルマクロスが逃げずに抑えた結果、メイショウボーラーが単騎で逃げられたが
それをマークしていたダイワメジャーがうまく出し抜いた、という感じでしょうか。
いや、今思えば"出し抜いた"という表現はおかしいのでしょうが、当時を思えばです。
マイネルマクロスは前のレースで大西騎手で逃げて3着。
(既定路線だったんでしょうが)後藤騎手に手綱を戻している時点で
逃げた結果に満足してないんだな、ということを読み取らないといけないんだと思われます。


2003年もスローでしょうね。先行勢が弱かったというべきか
(というかサンデーサイレンス産駒はスローできっちり差しきるのが特徴ですよね)
人気の差し馬で決着しています。
この年の予想はなんとなく覚えているんですよねえ。
逃げそうな予感を感じさせる馬がエースインザレースとチキリテイオー。
チキリテイオーは眼中になかったので、エースインザレースサニーブライアンの再現!と思い
本命にしたような気がします。
一年早かった(ダイワメジャー)ですね...


ちょっとハイペースの事例も見たかったので、きりが悪いですが2002年まで。
この年のノーリーズンは、穴党として取りたい馬券ですよね。
マイル戦線の馬が前走、初の中距離で先行して撃沈。
そして本番では差しに転じて見事な勝利、ですからわかりやすい。
戦績からだけ判断すると
逃げたそうな馬がダイタクフラッグ、シゲルゴッドハンドで
逃げてもおかしくない馬がバランスオブゲームメガスターダムメジロマイヤー
という見方でしょうが、ここでメジロマイヤーが中舘騎手に乗り代わっているのに注目。
他にも逃げたい馬がいる中、思い切って行くだろうということが読み取れますね。
単純に逃げ候補の馬の数だけからもハイペースになると言って良いのかもしれませんが
バランスオブゲームみたいに
気性には問題ないタイプの場合はカウントするかどうか難しいですからねえ。
陣営の意図も加味しないと。


しかし、こうやって振り返ってみると、結果の成否にかかわらず
人気馬が本番になって控える、というケースが多いですねえ。
今回のマイネルチャールズも控えるんじゃないかあ、となると先行勢が面白いかな、と。