人事が全てを決める

メドベージェフ氏が新大統領に指名されたロシアの行く末を
ゲオルギー・サタロフ元ロシア大統領補佐官に訪ねたインタビューで
サタロフ氏が以下のような発言を。

スターリンの言葉に『人事が全てを決める』というものがある。メドベージェフ政権発足に伴う人事配置は容易なものではないだろう。プーチン氏にもメドベージェフ氏にも、自分の派閥から人を出そうとする利害対立があり、妥協が不可欠だ。プーチン氏が大統領退任後に首相に就くのは、(首相が政府の構成を提案して大統領が承認する憲法上の定めがあり)共同作業なり妥協をしやすいからにほかならない。逆に言えば、プーチン氏が首相職に長くとどまるとは思えない。したがって、メドベージェフ氏とプーチン氏の対立はあるだろうが、『2重権力』とはなり得ない」

長々と引用しましたが、最初の一文に惹かれました。
独裁者のイメージが強いスターリンが、どのような文脈、意図でこのようなことをいったのでしょう?
地位が人を作るに近いニュアンスなのでしょうか?
それとも、どんな人でも役割を与えるとそれに染まってしまう、というネガティブな意味?
どちらにせよ、言葉自体が非常に魅力的なので、覚えておきたいところ。