メルボルンカップ観戦記

行ってきました、メルボルンカップ
シドニーから夜行列車で約半日。
天気は予報と違い、快晴。馬場状態も発表ではGOOD。
絶好の観戦日和でした。


観客の入りは、流石にほとんどぎっしり。
ただ、2階は空席が目立ちましたね。馬インフルエンザの影響かどうかは不明です。
9割方、ドレスやスーツでびしっと正装、もしくは仮装してきており
華やかさでは日本の競馬場をはるかに凌駕してますね。
パドックの周囲が薔薇で覆われていたり
ファッションショーが開催されていたりで、もう圧倒されっぱなしでした。
なお、着物を着ている日本人の方がちらほら見受けられましたが
華麗なドレスに、鈴木淑子なんか目じゃない
羽根や花、果物で彩られた豪華絢爛な帽子を被った淑女の方々には
まったく及んでませんでしたね。振袖ぐらい着ないと対抗は無理かと。


肝心のレースですが、MAHLERなど
数頭の馬が果敢にレースを引っ張る緩みのない展開。
本当のステイヤーでないと生き残れない展開になったかと思います。
ここまで、破竹の快進撃で勝ち進んできた一番人気のMASTER O'REILLYや
イギリスからの遠征で、前走、デルタブルースポップロック同様に
コーフィールドCを叩いて(6着)出走してきた二番人気のPURPLE MOONは
好位から中段の位置取り。


直線に入ると、PURPLE MOONが力強く抜け出し、観客の興奮は最高潮!
小生の本命もPURPLE MOONだったので、これは来た!と思ったのですが
そこへ、外から得体の知れぬ馬が猛烈に突っ込んでくる!
「キープ!」と英語として正しいのかどうかわからない言葉を叫び
PURPLE MOONが粘りこんでくれることを祈ったのですが
特に粘り腰も見せずあっさりと差し切られ、そのままゴール。


結局、勝ち馬はコックスプレートにも出走していたEFFICIENT
2着がPURPLE MOONという結果と相成りました。
MASTER O'REILLYは8着。まあ、中距離での実績が必ずしも通用しないのが
メルボルンカップの難しさですね。スローならまた違った結果になったのでしょうが。
小生が当初、本命にしようかと考え結局自重したZIPPINGは4着。
なぜ本命にするのをやめたかというと、本番の3日前、11/3に走ってたんですよね。
こちらじゃ、特に珍しいことではないのですが
ただ走っていただけじゃなく、結構好走してしまっていた、というのがマイナス。
好走しているより、いかにも調整で走りました
という結果の方が買えたんですけどね。


というわけで、おそらく一生に一回であろう
メルボルンカップの観戦、大いに満喫してきました。
活気と華やかさを両立した素晴らしいイベントで
JRAはオーストラリア競馬を大いに参考にしてもらいたい、と強く感じさせられました。
馬券を取ったかどうかについては・・・秘密ということで。