日本の産業階層構造は異常

「あるある大事典」孫請け制作費、10年間で半減

あるあるのような人気番組ですらこれですから、他の製作会社の現状はもっとひどいものなのでしょう。
直接受注ではなく、孫受け、曾孫受けといった間接受注が諸悪の根源であることは明白です。
小生は、玄孫受けで仕事を請けたことがあるのですが
現場からの要望を依頼主まで伝えることは不可能。
で、上からはどんどん無茶な要求が降りてくるので大混乱でした。
マジ、電○勘弁してくれ!と。


リンナイ不二家ソニーのバッテリー等、現場レベルでの不祥事が多発しています。
現場にいい製品を確実に届けるインセンティブが存在しないのが、今の日本産業に共通する現状だと思います。
コネとプレゼン力を武器に仲介業がマージンを掻っ攫っていく現状には本当に辟易します。
・孫受け以下の間接受注は、極力やらない
・もっと現場を尊重し慮る態度を大切に
これは、単純に現場にもっと利益を還元しろ、なんていう対立構造ではなく
日本が今後進んでいく道、本当に技術大国としてやっていくなら最も整備しなければならない問題でしょう。
○通などに改善のつもりがまったくないのであれば
BtoBでの仲介を客観的な指標で行うコンピュータシステムを政府なりが主導して開発してほしいものです。
(一昔前、銀行業の代替となるようなシステムの提案が密かに行われていたのですが、現時点でまったく表立って出てこないですね。潰されたのでしょうか?)