利己的な人?

ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWSさんで
なんだこれは?と思いクリックした記事「母親の差」。
内容はリンク先で見てもらうとして
記事先で悪者扱いされている母親(以下、悪母親)は、なぜそういう発言をするようになったのだろうと
考えると、どうしても心の中でもやもやしたものが残ってしまい
素直に書き手の友人を賞賛する気にはなれないですね。
この、自分の悪母親を悪と見なすことに対する釈然としない思いを
以下につらつらと書いてみます。
天邪鬼だから、というのが主な理由なのは秘密。


おそらく、この悪母親は今後も短絡的に自分や子供の利益を追求する生き方を変えないでしょう。
それ自体は、悪母親自身にとっても善くないと思いますよ。
ただ、なぜ悪母親が明らかに周りの人に不愉快な思いをさせるような行動を取るのか。
簡単に言うと、不器用なんだと思います。
利己的に生きるにしても、もう少し他人に対し穏やかに接した方が
トラブルが起こったり、思わぬところでキーパーソンに嫌われる可能性も激減するでしょう。
これは、もはや能力の問題だと思います。


建前上は階級が取り払われ、同じ人として評価される現代社会では
人間として優れているか劣っているかで格差を付けざるを得ません。
打力や走力などでバッターが評価されるのと同様に
全ての人間が「人間力」という同じ土俵で熾烈な争いをしている過酷な世の中で
悪母親は、敗者となりつつある、というよりもともと敗者の位置にいて
なんとか這い上がろうと、見当違いの方向にもがいているような気がします。
で、自分もどっちかというと下のほうにいると自認しているので同情しちゃんですよねー。
もちろん、「人間力」って何?という点はきちんと整理しないといけないですが、これは暇なときにでも。


オバタリアン(死語)は笑いに昇華したからいいですが
あれも、今の世の中ではちょっと笑えないんじゃないですかね。
人間力という指標が重要視される背景に、個人合理主義の定着があると思うのですが
そろそろ、日本にも個人合理主義が根付きつつある昨今
オバタリアンという現象は、その兆候だったんでしょうね。