あそうと!(1)〜年金〜

このたび、福田康夫首相の辞任表明で麻生太郎幹事長の自民党総裁就任が俄然現実味を帯びてきた、ということで
いまいち浸透していないと思われる、その政策理念について、簡単に情報を追ってみたいと思います。


まずは年金問題
出版されている書籍を読むのが一番なんでしょうが
本人のホームページにも結構情報が充実していますので、それで。
普段読んでくれる人が少なくても、こういう情報を載せとくのは大事ですよね。
http://www.aso-taro.jp/index.html
年金については、以下のページで簡潔に提言が述べられています。
http://www.aso-taro.jp/lecture/kama/2008_3.html
国民年金も厚生年金も「全額税方式」ということで。その財源は10%に引き上げた消費税からだそうです。
是非はともかくとして、わかりやすいですね。
果たして、5%の上積み分で負担がまかなえるのか、という疑問については
次で回答を示してますね。
http://www.aso-taro.jp/lecture/talk/080604.html
簡単にまとめると

  • 社会保険庁に相当する組織がいらなくなり、その分、経費削減できるから大丈夫

ということのようですが、うーむ、2万8800人をいきなり解雇できるわけでもないですし
仮にできたとしても、大雑把に計算して500万円×3万人で1500億円ですか。
http://blogs.yahoo.co.jp/aconmiya1007/53352504.html
によると、全額税方式での負担増見積もりは9〜24兆円とのことなので、焼け石に水のような。
ま、この点は民主党に突いて貰うとしますか・・・というか、民主党の案はなんでしたっけ?
というわけでチェック。
http://www.dpj.or.jp/policy/rinen_seisaku/seisaku.html
公的年金制度は、世代間扶養の原則を踏まえつつ、負担における税の比重を高める方向で長期的に安定した制度に改革する。」
う、うーん、無難だ。この部分は国会議員、国民双方において対立争点でしょうからねえ。
無難なところに落ち着くのはある意味、当然ですかね。
もちろん、これだけで判断するのは難しいので、マニフェストに期待。
*追記 麻生氏は全額税方式を「あくまで一例」として、取り下げたみたいですね。個人的には複雑。
全額税は検討する価値があると思うんですけどねえ。もしくは完全民営化でもいいんですが。


次回からは経済に対する考え方を拾い集めてみますか。