サーシャ・バクティン vs 梶山友揮 テレビ観戦記

7月21日の大阪では,まさかのヨアキム・ハンセン優勝でなんともいえない気持ちになったDREAM 5がありましたが
一方の後楽園ホールでは,長谷川穂積選手の首を虎視眈々と狙うサーシャ・バクティン選手の試合が。
タイトルマッチでもなんでもないのに,当日深夜に放送するというTBSの大英断にあやかって小生もテレビ観戦しましたよ。


結果から言ってしまいますと,8回TKOでサーシャ選手の勝ちだったのですが
試合展開は,まあよく8ラウンドまで持ったな,というほどの一方的な展開。
サーシャ選手は毎ラウンド,顔面やボディに数十発とパンチを叩き込んでいる一方で
梶山選手は全ラウンド通して,まともに入れたパンチはゼロといってもいいんじゃないかと。
あまりのレベルの差に愕然とするとともに,梶山選手のタフネスぶりにただただ驚愕。
最後のTKOも,なす術もなく殴られていたから止められたものの,まだ心は折れてなさげでしたしねえ。


あそこまで殴ってKOできないというのも
サーシャ選手はもともとKOで仕留めるタイプのボクサーじゃないとはいえちょっと不安にさせる要素ではありますが
あそこまで一方的にパンチを出して,スタミナ切れを起こす様子が見られなかったのはいい材料ではないでしょうか。


しっかし,TBSは,試合後インタビューでサーシャ選手が長谷川穂積選手に対戦アピールしているシーンまで映していたのですが
実現したとしても,どうせ日テレで放映するであろう長谷川vsサーシャの機運を盛り上げる映像をわざわざ流す意図やなんでしょう?
純粋にボクシングシーンを盛り上げたいと想うプロデューサーの配慮だとすると嬉しい限りなのですが。




・・・んなわけないですよねえ,はあ。いろいろどす黒い意図を感じてしまいますわ。