批評家の役割

ハンター×ハンターの連載再開を伝える記事からのリンクをたどり
たまたま,毎日新聞の2年前の特集,「少年マンガの現在」を発見。
マガジン,サンデー,チャンピオンの編集長のインタビュー掲載の後に
吉田大助,伊藤剛更科修一郎による鼎談が載っていました。
http://mainichi.jp/enta/mantan/archive/news/2006/03/31/20060331org00m200098000c.html?inb=yt


一人として知らないのですが
まあ,小難しい用語を並べて曖昧なことを語っているのかなと思いつつ見てみたら
「ジャンプ,マガジンはオッケーで,サンデーはちょっと厳しい。チャンピオン,お前はそれでいいや」
と,ものすごく明快な議論にびっくり。
まあ,無難な意見とも言えますが,世に満ち溢れている
ユニークかもしれないけどいまいち主旨がつかめない論より全然いいですね。
ジャンプ編集部は他紙より先進的という意見にはちょっと感心させられました。

伊藤 「ワンピース」のような王道がヒットしていても、「デスノート」みたいなカルトな作品がヒットしているのが大きな特徴。また、表現でも最先端を行くのがジャンプ。コマ割りとふきだしを書いた漫画の“下書き”である「ネーム」までを一人の作家が手がけ、そのあと別の漫画家が絵を入れるという「ネーム原作」の応募を始めたのもジャンプが確か最初だったはず。優秀なネーム原作から生まれたのが「ヒカルの碁」や「アイ・シールド21」、「デスノート」だったりする。

ワイセツ罪で休載後に再開,一年半の休載後に再開
と,編集部のダルシムばりの柔軟な姿勢も先進(ry
デジタルマンガの再開もちょこっとだけ期待してみますかね。