伊東から

またもや面白い作品?を発見。手紙なのでランキングには入れませんが
なかなかユニークな着眼に惹かれたので記録しておきます。
一部を引用します。

...それは「けふの自習課題」と申すものに之有(これあり)候。
 小学四年。さくらの花はどんなくみたてになつてゐますか?
 小学五年。花崗岩(くわかうがん)はどんな鉱物から出来てゐますか?
 小学六年。海藻(かいさう)の効用をのべなさい。
 これは勿論(もちろん)詩と存じ候。...

これを詩と表現した芥川龍之介のセンスは素晴らしいですね。
理由を読んで共感するとともに、詩とはなにか、ということを考えさせられます。