今日のK-1は神懸り的

いやー、面白かったですね!
バダ・ハリVSルスラン・カラエフは、近年のK-1の試合では至上の内容でしょう!!
選手の意気込みがひしひしと伝わってくるGPも好きですが
単純に試合の展開だけならワンマッチの方が、選手がリスクを恐れず攻める分、面白くなり易いですね。


で、この興奮のままにK-1オフィシャルサイトで結果速報を見たのですが
なんと、谷川さんのコメントに、K-1にランキング制を導入するとあるではないですか。
ワールドカップ構想、階級の細分化もそうですが、競技化への模索を図る動きが気になります。
基本的に、UFCやPRIDEのような競技の発展にプロモーションが貢献しないやり方は
選手の育成に携わり、競技人口の増加に貢献している側へ利益が還元されず
長期的に見れば好ましくないと思います。
その点で、K-1が積極的に制度を整備していくこと自体には賛成です。


ただ、試合のマッチメークはある程度プロモーションに主導権があった方が望ましいと思います。
ランキング制を導入してしまうと、とにかく勝たないと挑戦できない
逆に言えば、どんな勝ち方であろうと勝てばランキングを上げることができるわけですから
それこそセフォー選手のようなファイターの持ち味を消しかねません。
また、選手の強さなどそもそも推移律が成り立つものではなく
同程度の実力でも、相性によって試合展開が大きく変わります。
今回のモーとホンマンのように、相性も考慮してマッチメークする方が面白い試合を期待できます。


選手にしてみると、あまりプロモーション側に権限があると
特にK-1のような独占事業の場合、契約の上であまり有利に話を運べないため
とにかくプロモーション側の権限を削るためにシステム化を望むでしょう。
そういう意味では、シュルト選手の要望は選手としてもっともだと思います。
とはいえ、ボクシングの現状を見る限り、下手にルールを整備するとなかなか難しい側面もありそうです。
誰が競技化への旗振り役なのか分かりませんが、慎重に考えて欲しいものです。


小生も考えたい気持ちはあるのですが、時間が・・・