「ニセ科学」と狂牛病

うしとみしよぞさんのエントリーで
視点・論点「まん延するニセ科学」
というものを発見。私はこの動画を既に見たことがあるのですが
上記のサイトにトラックバックが結構付いていますね。
御当人の菊池さんもいくつかのブログでコメントを寄せてらっしゃるようで
結構盛り上がりを見せています。


小生としても、ニセ科学は社会の害悪だと思うのですが
同時に、イギリスでのBSE騒動のことを思い出すと考えさせられてしまいます。
イギリスでは、BSEが人間に感染したのではないかと疑われていた当初
科学者たちがテレビに引っ張り出されて
BSEが人に感染するということは科学的に証明されていない」
と発言させられていたそうです。


この科学者たちの言っていることは何も間違っていないし
(政治的に利用されたことは明らかでも)彼らを責めるのは筋違いでしょう。
ただ、結果的にピエロとなってしまった科学者たちを見て
世間の人々はいったいどういう印象を受けたのでしょうか。非常に気になります。


この問題に対する小生自身の意見は非常に単純で
中学、高校レベルで(特に文系の方々に)科学哲学を教えるべき、これに尽きます。
ただ、小生個人の考えよりも
世間でより多くの人が、ニセ科学の問題も含めた
社会における科学のあり方についての問題を考えていくことが望ましいと思います。