Xplosion 18簡易観戦記

全体的に残念な感じの興行になってしまった今回のXplosion。
あまり、詳細に書く気が起こらないので
日本に関係ありそうな情報と試合のみをピックアップして書きます。


最初に、一応観客の入りですが
3000人くらいのキャパで1000から1500人くらいでしょうか。
カードのいまいちさを考えれば頑張った方だと思います。
スポンサーが結構ついているようなので
xplosion.tvによるインターネット放送やケーブルテレビなど
さまざまな媒体に流すことで知名度を上げ、スポンサーを集める戦略なのでしょうか。
それでは、以下主な試合についてコメント。

  • 蜜山剛三 VS DANIEL HOLMES

K-1 MAXのリザーブファイトに抜擢されながら完敗。
なかなか結果の出ない蜜山選手の復帰戦でしたが、ドローという厳しい結果に。
相手のパンチの強打に対してまっすぐ下がってしまいコーナーに追い詰められる場面が目立ちました。
蹴りの間合いを維持できればいいのでしょうが、蹴りにあまりバリエーションがなく左ミドルばかりなので
相手に読まれやすいんじゃないでしょうか。
ボクシングの大幅な技術向上を目指すか、もっとムエタイに傾倒するか、どちらか方向性を決めないと厳しいかと。

ラマザノフ選手、衝撃のKO負け!
2Rになって、ラマザノフ選手がリングが滑りやすいのを気にするようになり
大丈夫かなあ、と思ってみていたのですが、みごと相手のフックをもらって失神KOを喰らってしまいました。
EDWARDS選手は、ラマザノフ選手より体重が約20kg大きく、ヘビー級VSスーパーヘビー級の試合ではあったのですが
戦績を見る限り大した選手とは言えず、K-1を目指すラマザノフ選手にとっては痛い敗戦です。
敗者にもインタビューをするXplosionで、今大会唯一インタビューを拒否し
悔し泣きの表情で去っていく姿が印象的でした。
期待しているんですけどねえ。今回の屈辱をバネにはいあがってきて欲しいものです。

  • ティーブ・マッキネン VS THOR HOOPMAN

試合はマッキネン選手の判定勝ちで、判定自体には文句はないのですが
ちょっとマッキネン選手はK-1向きじゃないなあ、と。
組み付いてからの首相撲や膝でアドバンテージを取ったって感じですね。

直前で相手が変わった模様。よくわかりませんでした。
ロンバード選手は身体能力高そうですねえ。
試合自体はロンバード選手がルールをいまいち理解していなかったせいで
噛み合わない感じになってしまいましたが
今後、DREAMや戦極に呼ばれるかも、と思わせる実力を見せてくれました。
どうも、Xplosionは戦極とコネクションがあるようなので、戦極でしょうか。

  • ネイサン・コーベット VS MEIK SBRZESNY

試合開始直後にコーベット選手のひじ打ちをガードした後
回し蹴りを放って体からマットに落ちたSBRZESNY選手が、左腕をいたがる素振り。
なんと、そのままドクターストップになってしまいました...愕然。
説明によると、ひじ打ちをガードした際に腕を骨折したらしいのですが、うーむ。
コーベット選手も非常に釈然としない表情をしていました。
なんとも消化不良なメインイベントでした。


なお、主催者のリング上のあいさつでは
毎度おなじみっぽいXplosionトーク担当のピーター・グラハム選手
戦極に出場するイアン・シャファー選手に加え
なんと、今度セーム・シュルト選手と戦うマーク・ハント選手が!


ただ、ハント選手のあいさつはものすごく素っ気ないもので
あいさつ後にほかの人たちがカメラに向かってポーズを取っている中
ひとりさっさとリングから降りてしまうマイペースぶり。
まあ、本人はシュルト戦が控える中、ナーバスだったんでしょうけどね。